◇第12章  京都その3


1)JR二条駅 12:00すぎ

 大満足のランチを終えた私、駅に向かいます。

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 二条駅のホームの屋根は、すごいことになってました。
 ほぇ~・・ 木造やないかい・・ 


 ちょっと遠いですが、JR線で「宇治」に向かいます。
 二条~京都(6分) 乗り換えて  京都~宇治(17分)  330円



2)宇治

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 やってまいりました、宇治市です。

 そうです。宇治と言えば、「宇治抹茶」そして、「宇治平等院鳳凰堂」です!


 10円硬貨に描かれているので、日本人ならほぼ誰でも知っていることでしょう。

 「10円玉のお寺やで ( ̄д ̄)」と言われれば、学のないアホな中学生だったみかんですら、テンションが上がったに違いありません!

 家に帰って、「オイ!みかん、お前修学旅行にいってきたんやろ? どうやったんや」と隣の家のハナタレ小僧に聞かれても、「お前は10円玉の寺がこの世界に実在するのだと知っているか?」と、遠い目で答えることができます。

 子供の興味を喚起し、勉学に向かわせる・・。
 うむ、修学旅行とは・・こうあるべきなのです!


3)平等院鳳凰堂

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 10円玉  キタ━━━━━━ヽ(*゚▽゚*)ノ━━━━━━ !!!!!

 みかん・・感無量です。
 言葉がありません。
 
 次の1万円札は、渋沢栄一クンらしいですが、平等院と藤原頼通にすべきであった・・と財務省に手紙を書きたくなりました。
 それくらい、素晴らしい景観でした。



 あと、平等院で素晴らしかったのが・・

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 紅葉


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 今回の旅の中で一番キレイに色づいておりました。



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 京都市内は、まだちょっとだけ早かったのかな? ここ宇治は離れていて気候が少し違うのでしょう。
 自然が織りなす美しい光景が好きな私・・大満足です (・∀・)



 あと、撮影禁止なので写真はありませんが、併設されているミュージアムもよかったです。
 平等院の入場料は600円なのですが、ミュージアムの入場料も含まれております。

 10円玉って知ってるだけで、何のお寺か知りませんでしたが、どうやら極楽浄土にいくために、藤原頼通が建てたらしいです。
 貴族のお金の使い方、パネェ・・ (・∀・;)
 自分が助かるために、血税を惜しみなく投入するとは、メニューの値段を見ずに注文するお金持ちのように、ある意味突き抜けてます。
 むしろ好感度UPです。



4)バッテリー 14:00

 調子にのって、パシャパシャと写真を撮りまくっていたら、スマホのバッテリーがこころもとなく・・ (・∀・;)

 なもんで、ネットで急遽調べるとセブンイレブンモバイルバッテリーを借りられるキャンペーン中でした。

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 CMみたことないけど、コレっす。

 借りた場所で返す必要はなく、全国のセブンイレブンで返却可能との便利さ。
 しかも、今なら1円。

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 結構どでかいですが、パワフルなヤツでした。
 電気満タンです。



5)おやつ

 さて、かなりの満足感を得た平等院鳳凰堂ですが、宇治のもう1つの名物と言えば「抹茶」です。

 武士ながら日本の「わびさび」を知るみかん・・ しかし、宇治抹茶を知らずして茶道を語っていることにやや後ろめたさを持っておりました。
 そんな気持ちとは今日でおさらばです。
 

 そして、やってきたのがコチラのお店 「辻利兵衛 本店

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 おおぉぉ・・(・∀・;)

 何やら、とても敷居が高いお店です。
 みかんのような貧乏なナリで入ってよいのかと躊躇する門構え。

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 そして内装もかなりの素晴らしさ。ザ・京都みたいなお店ッス。



☆みかん的 食べログレビュー 「辻利兵衛 本店」

 秋の限定パフェ 1600円+税  星5つ!


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 くぅぅ~・・ (ノД・。)

 みかん、ついに中学生のころの夢をかなえました。感無量っす。

 神々しさしか、感じないこのパフェの輝き。
 言葉は無粋というものです。
 ウマイに決まってるやろぉぉー!!


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 でも少し味を説明すると・・
 抹茶アイスは超濃厚です。
 手前にある縞模様のヤツはチョコトリュフで、栗を抹茶チョコで包んだもの。注文を受けてから作るみたいです。
 淡白な白玉と、ねっとり芋餡のコンビは外せません。
 抹茶ケーキとゼリーは、甘い食感をやわらげつつ満足の重量感を与えてくれます。
 初恋のように甘い抹茶チョコの飾り物は、とろけるようなお味。
 もし甘さの連続で飽きてきたら、下の方にあるイチゴゼリー部分をかき混ぜると、酸っぱい酸味が広がり、その味のアクセントでまたおいしく抹茶を楽しめます。
 夢のような時間でしたのです (・∀・)






 もしも・・もしも、願いが叶うなら・・

 京都の高台院でお参りする「ミカちゃん」の手を取り、走り出したいのです! (* ̄ロ ̄)

 急な出来事に、驚く彼女。
 「ミカちゃん・・宇治に、宇治に行くんやぁ~!」

 2人で京都を抜け出し、電車から見える桂川を超えてしまえば、もう2人を追ってくる人は誰もいないでしょう。
「10円玉を見たかったんや (・∀・)」
 そう、努めて明るく振舞う私に、ミカちゃんはすべてを受け入れるような無言の笑顔で答えてくれるのです。
 


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 青空の下で美しく映える平等院。
「ねぇ、みかん君。平等院って、すべての人が等しく極楽浄土にいけるって意味なのかな?」
 ミカちゃんのそのつぶやきにこめられた意味にみかんが気づくには、私はまだ幼過ぎたのです。
「ミカちゃんが行けんと、誰も行かれへんやないかい」
 そう答えた私に、彼女は微笑んでくれました。


「パフェが食べたいんや! ミカちゃんも好きやろ? (・∀・)」

 そのとき2人で食べたその味は・・・ みかん生涯忘れえぬ味になったのでした・・。


 ミカちゃん・・あなたは今も、あの味を憶えているだろうか・・

 武士みかん・・京都へ向かう電車の中で、窓の外に流れる桂川を見ながら、青春の1ページを刻みました。(妄想) 



6)詠み人知らず

 あの恋は 抹茶の味だよ 桂川 もみじの流れ 天地(あめつち)照らせ


解説:
 あの遠き日の恋は、甘くて苦い抹茶のような味でしたよ、桂川よ。
 お前のその遠い未来までも続くような流れに乗って、秋の紅葉の葉を運ぶように、私の抱いた恋心を海まで届けてほしい。
 そして、海が雲を作るように、その水はいつかこの地に降り注ぐ雨になるだろう。
 雨があがったとき、雲の切れ間から差し込む一筋の光。
 それが私の願いだ。


ミカちゃん



7)嵐山へ 16:00

 みかん・・あの日の思いから卒業できた気がしました。
 よい修学旅行の思い出ができました(妄想)

 失われた時は、かえってくることはないけど、こうして新しい思い出で中和され、みかんの中の「京都」は変わっていく・・。


 宇治~京都(17分) 乗り換え 京都~嵯峨嵐山(20分くらい) 510円

 JR線で京都に戻り、そこから嵐山を目指します。

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 京都駅は、さすがは日本のヘソ。交通の要衝です。
 33番ホームって、新宿でも見たことないかもw

 
8)嵐山

 嵐山は、貴族どもの別荘地だったようです (・∀・)

 もう日没が近くて、しかも曇ってきたので、みかんが行ったときはそこまででもありませんでしたが、なるほどなるほど・・という景観でした。


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 駅前で発見した「さざれ石

 君が代のさざれ石らしい。
 なぜ、こんな残念な姿でライトアップされているのか?と小一時間、宮内庁を問い詰めたいような展示ですw
 もっと威厳を感じさせてほしいところですが、暗くなっても観光客が来てくれるように・・という苦肉の策なのでしょうw




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 JRの駅から10分ほど歩くと、「渡月橋」です (・∀・)

 昔の人が、月を眺めて「くまなき月の渡るに似る」と言ったことが由来とされるらしいです。


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 ふむふむ。薄暗くて残念ですが、晴れた日にくれば美しいことでしょう。
 嵐山の紅葉の見ごろは、まだ少し先だったようです。
 こんなに大きな木造の橋は、なかなか見れませんネ。


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 松もとても立派なのが生えていました。


9)貴族の休日

 さて、嵐山にきたからには・・貴族の気分にならねばです ( ̄д ̄)

 藤原道長の精神を受け継ぐわたくし、ここにINします

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 温泉やぁ~
 
 「風風の湯」 日帰り1000円で入れます。

 嵐山で湯につかり、宮内での政務の疲れをいやす・・。
 きっと道長もここで湯を満喫したのでしょう。


 お風呂の中でさすがに写真は撮れないので割愛。
 
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 休憩室はこんな感じ。


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 中のお風呂は、正直にいうと昨日の「カプセルIN大阪」の風呂の方が上だったw のですが、嵐山で温泉に入っているという特別感はなにものにも代えがたいのです (・∀・)

 2時間ほど、サウナと露天風呂を満喫。
 みかん、貴族になるという子供のころの夢を達成した気がします。

 スキル「貴族のオーラ」を習得しました!



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